■ contents ■
【詩と小説】
・大原鮎美「蜆」(画・たらこパンダ)
・志賀泉「花火なんか見もしなかった」(画・坂本ラドンセンター)
・なかちきか「ゴンドラドラ」(画・木村千穂)
・坂野五百「冬芽」(画・こざさりみ)
・久栖博季「うしをきりとる」(画・たらこパンダ)
・栗林佐知「秋の超音波」(画・耳湯)
【読書人コラム・紀行】
・空知たゆたさ
「わたしの愛する短篇作家② アイザック・シンガー──記念碑としての文学」
(画・坂本ラドンセンター)
・愚銀/ともよんだ
「どこどこ文学の短篇 わたしのベスト3 朝鮮・韓国の文学篇」
・踏・江川盾雄「去年の読書から わたしの短篇ベスト3」
・高坂元顕「山岳紀行 越後駒ヶ岳 滝ハナ沢」(画・プラム・プラムデザイン事務所)
【装幀・装画】
山﨑まどか
【裏表紙カット】
木村千穂
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■profile■
大原鮎美(おおはら・あゆみ)
千葉県生まれ。日本詩人クラブ会員。元バンドマン。曲作りが詩作のはじめ。
ツイッター上で毎日発表される詩と写真が、表現者たちから尊敬を集めている。
詩集に『次の駅まで』(銀河書房)、『月光苑』Ⅰ~Ⅴ(土曜美術社出版販売)、
共著に、電子書籍『ヒドゥン・オーサーズ』(惑星と口笛ブックス)。
『月光苑』はライフワーク。今年(2017年)、Ⅵを発行予定。@kazeshore
志賀泉(しが・いずみ)
福島県南相馬市生まれ。県立双葉高校出身。
二松学舎大学文学部卒。2004年「太宰治賞」受賞。
著書に『指の音楽』、『TSUNAMI』(ともに筑摩書房)、
さらにこの春、『無情の神が舞い降りる』を10年ぶりに筑摩書房より発行、
注目を集める。
「立入禁止区域、双葉~されどわが故郷」(佐藤武光監督)、
「原発被災地になった故郷への旅」(杉田このみ監督)など、
映画制作にも携わる。
なかちきか(なかち・きか)
代々木公園文芸部同人。
「しかし同人誌「ヨヨミ」を3号まで出して部活は休止中。
再開が夢です」。
たまに路上で段ボールに絵を描いたり、路上で植物を育てたり、
路上でてつがくカフェを開いたりしている。ふだんは会社員。
坂野五百(さかの・いお)
東京女子大学卒。百貨店勤務を経て、ライターに。
別筆名にてコミックのノベライズ、ゴーストライティング、
現筆名にて雑誌やムックの取材・執筆などに携わる。
2002年小説現代新人賞最終候補。
2012年松本清張賞二次審査通過後に休筆、今回の「吟醸掌篇」vol.2で復活。
仕事でどんなに活字にまみれようとも、「読書」は別腹という
「活字中毒」を通りこした「活字変態」と呼ばれている。
久栖博季(くず・ひろき)
弘前大学人文学部卒。北海道在住。
「書くことが暮らしを侵略していくということ。その侵略から暮らしを守ろうとすること。
その戦いの中でしか書けないものがあると信じて今日もひとり、トイレットペーパーの芯を
望遠鏡みたいにのぞく」
文学界新人賞第三次予選(第122回)、群像新人文学賞二次予選(第60回)通過。
2021年新潮新人賞受賞!!
栗林佐知(くりばやし・さち)
本誌編集・発行人。
札幌市生まれ。神奈川県育ち。富山大学人文学部卒(文化人類学専攻)。
2002年小説現代新人賞、2006年太宰治賞受賞。
著書に『ぴんはらり』筑摩書房、『はるかにてらせ』『仙童たち』未知谷。@kuribayashiS
空知たゆたさ(そらち・たゆたさ)
海外文学の翻訳を中心に濫読。とくに中欧文学に惹かれる。
今は、中世ヨーロッパ文学をある程度体系的に読む準備をしながら、やはり濫読に
溺れる日々。@Hako_Otokos
愚銀(ぐぎん)
埼玉県生まれ。林浩治名での著書に、『在日朝鮮人文学 反定立の文学を越えて』『在日朝鮮人日本語文学論』『戦後非日文学論』(すべて新幹社)、『まにまに』(新日本文学会)など、
論文に「金石範文学論・在日の実存を済州島に結ぶ」(『神奈川大学評論』第83号)など。
「愚銀のブログ」http://kghayashi.cocolog-nifty.com/blog/運営。
ともよんだ
月に一度都内で読書会「韓国文学を楽しむ会」読書会を開催。
日本語に訳された韓国文学を全部読むのが夢。
踏
言葉と鳥が好き。夏目漱石、安部公房、G・K・チェスタトン、エミリー・ディキンソン、
オクタビオ・パスを愛し、詩情を求めて読み散らかしている。
なけなしの記憶力でストーリーテリングを学習しながら、
水曜日には図書館ボランティア。
江川盾雄(えがわ・たてお)
東京都生まれ。執筆者のなかでたぶん最年長。元編集者。
小説を読むのが何よりも好き。俳句・短歌にも興味津々。
囀に古墳の人も眼を覚ます(「東京俳壇」2017年5月28日付)
高坂元顕(こうさか・もとあき)
文学はまるでやらないが、登山歴は40年以上。
山﨑まどか(やまざき・まどか)
本誌ほかNPOを中心にイラスト・デザインの仕事をするかたわら、
女性支援施設で作業担当として日々迷走中。
お仕事のご用命は、https://madokayamazaki03.jimdo.com/
木村千穂(きむら・ちほ)
画文集『中庭の少女』(ヘルスワーク協会)。
藤澤三佳『生きづらさの自己表現』(晃洋書房)にインタビューが収録されている。
同書の表紙も担当。
たらこパンダ
本音を代弁する〈そぼく犬〉ラインスタンプ好評発売中
坂本ラドンセンター(さかもと・らどんせんたー)
東京都生まれ。中央大学文学部中退。
マンガらしきもの、イラストまがいのもの、ウェブアプリなどを制作。
現在スマートフォン用のゲームを開発中。なんでもできちゃうすごい人。
お仕事ご用命は、http://bit.ly/radoncenter
こざさ りみ
植物の絵が得意。
写実的なのになんだかかわいい花の絵に定評があります。
PLUMP PLUM(プラム・プラムデザイン事務所)
雑誌、書籍のデザイン・挿画で活躍中。
お仕事のご用命は、http://plump-plum.com
耳湯(みみゆ)
核心をついた血だるまの叫び「この世は地獄絵日記」を
編集部の要請によって鋭意、執筆中でしたが。。。